散策ー上総国分尼寺跡

16日は快晴であったので、市原市の「上総国分尼寺跡」を訪れた。ここは、以前友人がブログで紹介していたので、訪れてみたいと思っていた処である。数回にわたってパンフレットなどから歴史等を紹介したい。

『国分寺の建立』

史跡「上総国分尼寺跡」は、市原市が古代上総国の政治・文化の中心地であったことを象徴する歴史的文化遺産

国分寺は、今から1250年ほど前の奈良時代の中頃、国の平和と繁栄を祈るために、全国60ヶ所余りに建てられた僧寺と尼寺からなる「国立寺院」

国分寺が創建された天平年間の初めは、正倉院宝物に代表される国際色豊かな貴族文化が花開いた華やかな時代の印象とは裏原に、異常現象が続き、天候不順で作物が実らず、人々は飢えや疫病で苦しんでいた。

自からを「三宝の奴(仏教のしもべ)」というほど仏教をあつく信仰していた聖武天皇と光明皇后は、こうした社会不安や政治の混乱を仏教の力で鎮め、人々の心を一つにまとめるために国分寺や東大寺を建立したとのこと。                    次号に続く

写真は、上総国分尼寺跡に尼寺の一部が復元されたものである。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    学芸員の方に、質問しました。
    「これらの建物を建てた大工さんは、都から呼んだんですか、」と。
    答えは、「地元の大工さん」。
    全国に、腕のいい宮大工さんが存在していました。

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