蜜蜂ー女王蜂の現状(その20)
前号に続き、「女王蜂の現状」について
前号では、女王蜂の新旧交代が蜜蜂達自身によって自然になされたことを紹介した。
この巣箱の「旧女王蜂」は産卵が旺盛だったので、多くの働き蜂が維持されてきた。
8月1日には今年最後となる3回目の採蜜を行ったが、今後は徐々に減勢に向かうこともあり、「新女王蜂」の産卵を一時停止させるために隔王枠に入れて「隔離」することとした。
「隔離」は3週間行うが、隔離から1週間後にはミツバチヘギイタダニ(ミツバチ特有のダニ)を駆除するダニ駆除剤(アピバール」を3週間投入する。
蜜蜂飼育で一番厄介なのは、このダニを如何にして駆除するかである。ダニはダニ駆除剤に対する抗体が強くなってきているので、ダニ駆除剤だけに頼っていてはなかなか駆除できない。
女王蜂が雄蜂の巣房に産卵したら、雌ダニはその巣房にすかさず侵入して産卵する。雄蜂とダニの卵の成長期間はほとんど同じであるので、雄蜂の成虫にダニの成虫も取り憑いて巣房から出てくる。
女王蜂を「隔離」すると産卵が止まるので、雌ダニも産卵ができなくなる、これを利用するとダニの繁殖が一時低下する。
そこに、ダニ駆除剤(アピバール)を投入することで、蜜蜂達に取り憑いたダニの駆除が効果的になる。 次号に続く。
写真は、勝浦の高台からの夕暮れ

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