蜜蜂ー働蜂は勤勉か(その4)

『ハチとフィールドと』坂上昭一著から、『働蜂は勤勉か(その4)』を(その3)に続き紹介したい。

前回は、『働蜂の勤務時間』について紹介したが、今回は、『働蜂の勤務評定』について人の目にとまりやすい『採餌飛行』における研究結果の紹介である。
花蜜分泌の良い条件で1日平均、13.5回、34分/回の計7.6時間

花蜜分泌の不況下では1日平均、7回、49分/回の計5.7時間

働蜂の飛翔中の酸素消費量は、全速力で走る人間と比較して体重当たり100倍近いとのこと。しかも、自身の体重の半分近い花蜜を腹に入れて飛翔が可能であり、この様な点を見ると、確かに『働蜂は勤勉である』のレッテルを貼りたくなるのも無理ないであろうと。

前回紹介した『働蜂の勤務時間』の記録は、それが事実の一面にしか過ぎないことを示しているとのこと。

歩道脇に咲くカンナ

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    こんにちは。
    今日も朝から雨降りです。
    花蜜分泌の良い条件で1日平均13.5回、計7.6時間、花蜜分泌の良くない条件で1日平均7回の計5.7時間、
    ハチをどのように識別したのでしょうか?それにしても、よく調べたと思います。

    • nao_tenjp より:

      調査用の働蜂にはマーキングする様です。
      それにしても地道な研究をしています。
      北大の坂上教授は、学生にも研究活動を担わせています。

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