蜜蜂ーミツバチヘギイタダニについて(その5)

25日に続き「ミツバチヘギイタダニ」について紹介したい。

元玉川大学農学部干場教授の論文「時差式ダニトラップによるダニ駆除法」によると、

「ダニ」が蜜蜂の巣房に入るきっかけとなる蜜蜂の幼虫から出る「フェロモン」は、働蜂と雄蜂の幼虫が分泌するが、雄蜂の方が、分泌期間が長く分泌量も多いため「ダニ」は雄蜂の巣房を好んで入る。

全体の巣房としては、雄蜂、働蜂、女王蜂の順で「ダニ」が繁殖することになる。

その中で、女王蜂の生息期間は16日間のため、余程のことがない限り「ダニ」が生息する余地はない。

雄蜂の終齢幼虫の巣房は、働蜂の幼虫の巣房よりも8〜12倍ほども誘引性が高いとの報告がある。

巣棒に蓋掛け中の雄蜂児が分泌する化合物Aは他よりも多く、誘因率が高いが、この化合物Aを巣箱内で処理したところ、放った「ダニ」が8割ほど集まったという。

この現象から、誘因物質によって「ダニ」を集める装置ができることを期待しているとのこと。                                  次号に続く。

今後に展開する「ダニ」対策としては、蜜蜂の巣房に入る「ダニ」は、雄蜂、働蜂、女王蜂の順と分かったので、雄蜂の幼虫が入る巣房に注目した対策が施されることになる。

また、今号の最後のフレーズで紹介があった「誘因物質によってダニを集める装置」の開発を大いに期待したい。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    雄蜂の終齢幼虫の巣房、巣棒に蓋掛け中の雄蜂児が分泌する化合物A、むずかしい言葉がでてきます。
    意味がわかりません。解説してください。

    • nao_tenjp より:

      巣房の卵が幼虫から蛹になる前を終齢幼虫と言い、
      その時期になると幼虫から誘因物質フェロモンを発する。
      それを化合物Aと言っていると思います。

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