蜜蜂ー「令和7年養蜂産業振興会講演会」(その6)

前号に続き「令和7年養蜂産業振興会講演会」

『ミツバチの凄い脳力とそれが発達した理由』玉川大学名誉教授 佐々木正己氏

ただ、分業が全くない訳ではない。

例えば、花蜜を採ってくるミツバチと花粉を採ってくるミツバチは分かれている。花蜜を集めてきたミツバチは、巣に戻ると貯蜜係のミツバチに口移しで渡し、自分はまた花に飛んでいく。

この様に一つの仕事に習熟すると、当面はその仕事に専念する場合が多く、スペシャリスト的に振る舞う。

これは経験を通じて仕事のコツを掴んだミツバチが、その仕事を専門的に受け持つことになり、全員がやればできるとしても、全体としての効率アップにつながる。

花を訪れているミツバチを見ていると、私達ヒトと同じ立派な「個体」に見える。しかし、ミツバチの一匹一匹は、ヒトの細胞の一個一個の様なものだとのこと。    次号に続く。

ミツバチの一匹一匹は、ヒトの脳細胞一個一個の様なものだと、ミツバチも小さな脳を持っているが、ヒトの脳と比べれば極めて小さい。

したがって、ミツバチ一匹の脳は、ヒトの脳細胞の一個と等価ということか。しかし、蜜蜂個体の脳は小さな小さなものであるが、数万匹の集団になるとコロニーを維持する上でのそれなりに処理する能力を兼ね備えているということか。

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