蜜蜂ー昨年の養蜂を振り返って(その7)
『昨年の養蜂を振り返って』前号に続き、
⑨ 2024年8月初旬〜12月中旬: スズメ蜂防護のネット覆い
5月の連休頃からスズメ蜂が養蜂場に現れる様になる。これは女王蜂で蜜蜂の巣箱の位置などを調査にきて、ついでに蜜蜂を1匹咥えては立ち去る。
そして、女王蜂は巣作りを始め、産卵・子育てを行い、8月下旬頃になると育ったスズメ蜂が多く訪れ様になる。
それに先立って、蜜蜂達をスズメ蜂の襲撃から守るため、8月10日に巣箱を防護ネットで覆った。それでもスズメ蜂はネット周辺で待ち構え、蜜蜂がネットを出入りするところを捕獲している。
写真は、8月10日に4つの巣箱を防護ネットで覆った直後である。
この防護ネットは、8mmのメッシュになっており、蜜蜂はネットを通過できるが、スズメ蜂は蜜蜂よりも大きいため、ネットを通過できない。
最後にスズメ蜂を目撃したのは11月30日の小型スズメ蜂1匹であった。
防護ネットを外したのは12月15日で、4か月強も蜜蜂達には不自由な思いをさせたが、必要最低限の被害で済んだものと思っている。
写真は、防護ネットを取り外した直後である。
5月、蜜スズメ蜂の女王バチが、巣箱位置などを調査にきて、ついでに蜜蜂を1匹咥えては立ち去る、とありますが、1匹咥える、に意味はありますか?
スズメ蜂の女王蜂が巣箱に現れ始める頃には、
わずかに産卵も始めており、その幼虫の餌が
必要となります。