蜜蜂ー「分蜂」をめぐるドラマ(その9)
前号に続き『「分蜂」をめぐるドラマ』について紹介したい。
「ミツバチの世界」坂上昭一著によると、
コロニーはどう分裂するかー出る蜂、残る蜂
出て行く蜂の日齢は、孵化直後でまだ飛べない若い蜂は当然残留するとして、各齢期の働蜂がほぼ均等に両パーティに分かれる。
では、出る蜂はあらかじめ決まっているのか? そう言う説もかつて出たが、その後の説はむしろ逆の見方に有利の様だ。
例えば、巣別れ中の巣箱の上に、その前兆はあってもまだ『唸り駆けを起こしていない巣箱を載せると後者の働蜂の一部も一緒に出ていってしまう。
働蜂は、巣別れの数日前から蜜を体内に溜めるが、これは特定の蜂ではなく、コロニー全体でこの傾向が生じるとのこと。 次号に続く。
分蜂における出る蜂と残る蜂については規則性はない様だが、経験上ほぼ半々の別れを見てきた。出る蜂と残る蜂は、どの様な判断をしているのであろうか?興味が尽きない。
出る、残る、の決定プロセスには興味があります。研究して、説を出してください。
今まで読んだ文献などにはありません。
どこまで分かってきているのか知りたいものです。