養蜂ー分蜂の兆し(その3)

前号に続き、「分蜂の兆し」について紹介したい。

前号で『分蜂』の条件について上げたが、そもそも『分蜂』は、蜜蜂の春の増勢時期に子孫繁栄として必然的に現れる。

前回の内検で、新女王蜂の巣房である『王台』を初めて確認したので、見つけたものは全て除去した。この『王台』を1つでも見過ごして残しておくと、まずその群は『分蜂』する。

本日、内検したところ3群とも『分蜂』はなかったので、前回の内検で『王台』の取り残しはなかった様だ。

前回の内検時に全ての『王台』を除去したにもかかわらず、本日の6日目の内検で写真の様に改めて多くの『王台』が確認された。

写真は蜜蜂が一杯取り付いた巣枠であり、上の方に縦に円錐状に伸びた巣房が7個見られるが、それが『王台』である。巣房の中では女王蜂の幼虫が育っている。

本日も『王台』は全て取り除いたつもりであるが、果たして次回の内検まで『分蜂』しない保証はない。                               次号に続く。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    取りのぞいた王台の中をみて、巣房の中で女王蜂の幼虫が育っていることが、わかるのですか?

    • nao_tenjp より:

      その通りです。
      巣房の中は女王蜂の幼虫と餌のローヤルゼリーが
      詰まっています。

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