蜜蜂ーセイヨウミツバチはどのように営巣場所を選ぶのか?(その12)

前号に続き「セイヨウミツバチはどのように営巣場所を選ぶのか?」玉川大学ミツバチ科学研究センター原野教授について、

『探索蜂間の合意はどのようになされるか?』前号に続き、

リンダウアーは、条件のいい場所を見つけた「探索蜂」は『熱心』にダンスを踊ることを報告している。

その様なダンスが他の「探索蜂」に追従されるのを観察した彼は、「探索蜂」同士が互いのダンスを『読む』ことで複数の候補地を訪れ、自分が見つけてきた候補地よりもいい候補地が在れば、そこを宣伝する様にダンスを変えていくのではないかと考えた。

その様な候補地の直接比較を通じて、最終的には全ての「探索蜂」が、最もいい条件の候補地を指して踊る様になるという訳である。

もしそうならば、1匹の「探索蜂」が、ダンスによって示す候補地を次々と変えているのが観察されるはずであるとのこと。                     次号に続く。

早朝の部原海岸

リンダウアーは、「分蜂群」の「探索蜂」個々の行動(尻振りダンス)を観察することで、他の働き蜂に追従することが分かり、個のダンスを変えていき、最終的には全ての「探索蜂」が最もいい候補地を示すのではと自説を述べている。しかし必ずしもそうではない様だ。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    探索蜂は、単独行動ですか。

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