蜜蜂ー採蜜その2
前号は、蜂蜜の採取前の状況を紹介したが、今号では採取の状況を紹介したい。蜜蜂を振るい落とした貯蜜枠を巣箱から離れた所に移動して、まず巣枠表面の蜜蓋を専用のツールで取除く。採取作業は、巣箱から離れた所でやるが、これは蜜蜂達の盗蜜を避けるためである。蜜蓋を剥がした貯蜜枠2枚を遠心分離機器に入れ、手回しすることで蜂蜜が遠心力により分離器内に飛び出す。これを蜜濾器所謂フィルターで濾して一斗缶に入れる。蜜蓋を取除く作業には手間がかかる。
写真は、遠心分離器からフィルターに流れ出ている蜂蜜である。
写真は、蜜蜂達を振るい落とした巣枠である。巣枠の表面に出っ張りが見られるが、これも無駄巣である。巣枠と巣枠の間隙は約1cm程であるが、その間隙に無駄巣を作ったものである。無駄巣は人から見れば無駄であるが、蜜蜂達に取っては必要な巣を作っていることになろう。
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