蜜蜂ー海外からの情報①(その8)
9日に続き「海外からの情報①」について紹介したい。
「アーモンド花粉媒介のための冷蔵施設内越冬がダニ対策として脚光を浴びつつある」
『冷蔵施設での越冬実験ーダニに有効』
例えば、「8%の二酸化炭素濃度の冷蔵室に2週間保存すると、ダニは死ぬが蜜蜂は大丈夫だ」という様なことが科学的に証明できれば、蜂群の冷所保管は越冬期間中や夏期にもダニ感染を低下させる方法として、大規模養蜂の管理上、有用な新技術となり得る。
2019年にワシントン州立大学のホプキンス博士らは農務省から50万ドルの助成金を得た。ワシントン、カルフォルニア両州の関係団体から得た助成金20万ドルで、商業養蜂家による利用と同程度の規模での実験が行える3台の20フィートコンテナも購入した。
冷蔵倉庫に改造する工事が完了する8月に、多くの蜂群を使って蜜蜂を支援する方法を研究する新プロジェクトが開始されたとのこと。 次号に続く。
アメリカにおける農業は日本とは比較できないほど大規模であるから、国からの補助金も莫大なものと思われる。養蜂業に於いてもそれに関する研究経費の補助金はかなり出ていることが分かった。日本の養蜂関係者からみれば羨ましいものであろう。
このような補助金は、補助する価値があると思います。
実現に向けた動きはあるのでしょうか?