蜜蜂ー海外からの情報①(その3)
前号に続き「海外からの情報①」について紹介したい。
『アーモンド花粉媒介のための冷蔵施設内越冬がダニ対策として脚光を浴びつつある』
冷蔵施設での越冬実験ーダニに有効
ワシントン州ヤキマバレーの養蜂家エリック・オルセン氏は、リンゴ貯蔵用の古い倉庫を借りて、巣箱を搬入し、ドアを閉めた。
真っ暗で、冷涼な環境に置かれた蜂達は静かに固まるぞ、だが密閉された貯蔵室のドアが閉まれば、蜜蜂の呼吸により内部の二酸化炭素濃度が上昇していくな、と考えたオルセン氏は二mj酸化炭素濃度の測定装置を取付けた。
そしてカナダの研究で二酸化炭素濃度が5%以下なら問題なかったとあったので、自分の保管庫でも同じ条件を保とうと、毎日、日中はドアを締切り、夜間に二酸化炭素濃度が高まれば、ドアを開け、換気扇のスイッチを入れて換気に務めた。
濃度が下がり、再びドアを閉めれば、蜜蜂は漆黒の中で休み、オルセンしは自分の蜜蜂が窒息しないかとの心配から解放されたとのこと。 次号に続く。
そもそも蜜蜂の越冬は、寒い地域から暖かい地域に移動させて過ごさせるのが慣習であったが、冷蔵施設で越冬させることを最初にやることは勇気がいったことであろう。
蜜蜂の呼吸により内部の二酸化炭素濃度が上昇、とありますが、相当多くのミツバチがいるように思います。
巣箱の数はわかりますか?
巣箱の大きさにもよりますが、巣枠を10枚入れれる
巣箱では状態の蜜蜂では最盛期には約2万匹になります。