蜜蜂ー巣枠の構造(その5)
前号に続き「巣枠の構造」について、「ミツバチの世界」坂上昭一著から紹介したい。
巣室のデザイン
巣室の壁の厚さは、底部つまり巣盤の支持面で0.17〜0.20mm、巣室の側面にいたっては0.07〜0.09mmという薄さである。この繊細さは、写真の様な新しい巣盤で特に目立つ。
その半透明な巣室の壁は軽く触れただけで撓んでしまう。
日本で使われている「ラングストロス巣枠」は両面で約6000の巣室からなり、これに必要なロウは80gほど、十分に貯蜜されれば1巣枠で2kgを超すから、最上部の巣室はそれ自身の数十万倍の重みを支えていることになる。 次号に続く
一見すると巣室は華奢に見えるが、このロウ細工がもつ支持力は素晴らしいものである。
巣枠の構造、5回読んで、分からなくなりました。
あらかじめ作られた部分はどこか、ミツバチが作り上げた部分はどこか、整理して下さい。
人が人工的に作ったものを巣礎と言い、
巣枠の中央がロウのうすっぺらな平板となったいます。
つまり、基盤ですね。
これを巣箱の中に入れてやると、蜜蜂達が勝手に六角柱の
巣室を満遍なく作ります。
この蜜蜂が作った巣枠を巣脾と言います。