蜜蜂ーミツバチサミット2023への参加(その4)

前号に続き「ミツバチサミット2023」について、

基調講演「送粉者達が創るお花畑の景観」富山大学理工学研究部教授 石井博氏によると、

前号から、地球毎に固有の要因も送粉者の組成に影響を及ぼすと、

例えば、約8500万年前にゴンドワナ大陸から分離して以来、他の大陸と陸続きになったことがないニュージーランドではヒトがマルハナバチやミツバチを持ち込むまで、ハナバチが非常に少なかったことが知られている。

送粉者の性質がその種類によって様々なことを鑑みれば、これらの事実は、植物達にとっての送粉環境が、地域によって様々に異なり得ることを意味している。

さて、似た気候環境のもとでは同じ様な景観(相観)を持った植物群集が成立し、異なる気候環境のもとでは異なる景観を持った植物群集が成立することは、古くから良く知られている事実である。

温暖で湿潤な地域には照葉樹林が、比較的乾燥した地域には灌木や草木が優占した植生が成立する、といった具合とのこと。                      次号に続く。

当方は以前、ニュージーランドに訪れた時に動物園に行ったが、固有の動物を見たのを覚えている。

特に羽がない鳥とか見たが、空を飛ぶ必要がなくなり、地上で生きていけることで羽が必要なくなったのか、これも進化の一つか退化であろうか?

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    地域毎の固有の要因も送粉者の組成に影響を及ぼすことは、当然のことと思います。
    ニュージーランドは、その代表例ですね。

    • nao_tenjp より:

      ニュージーランドにはもう一度訪れてみたいと思っています。
      特に、養蜂業を見たいですね。

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