蜜蜂ーミツバチサミット2023への参加(その5)

前号に続き「ミツバチサミット2023」について、

基調講演「送粉者達が創るお花畑の景観」富山大学理工学研究部教授 石井 博氏によると、

前号の「温暖で湿潤な地域には照葉樹林が、比較的乾燥した地域には灌木や草木が優占した植生が成立する。」とあったが、

これは、それぞれの地域の気候環境が、どの様な形質を持つ植物種が定着できるのかを規定すると同時に、その地域に生育する植物種の進化の方向にも影響を与えているからに他ない。

一方、多くの植物種の存続に送粉者の存在が不可欠であるなら、それぞれの地域の送粉環境も、どの様な花を持つ植物種がその地域で定着し易いかのかや、どの様な花が進化し易いのかを決定する要因になるのではないかとのこと。               次号に続く。

蜜蜂は、写真の様な大きな花は好まず、蓮華、菜の花、クローバー、桜などの小さな花がびっしり咲いている草木を好んで訪れる。

ところが、当方の養蜂場付近の菜の花は若芽の時にキョンに食べられてしまうため、キョンの侵入防止の柵がないところでは菜の花がほと見られなくなってしまった。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    蜜蜂は大きな花は好まず、小さな花がびっしり咲いている草木を好んで訪れる、ですか。
    おもしろい指摘です。その理由は、どのようなことが考えられますか?

    • nao_tenjp より:

      花の大きさ、花形によって訪れる昆虫類に違いがでます。
      蜜蜂の体型と口器に合うのが、小さい花々なのでしょう。

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