蜜蜂ー統合した群でのできごとでその原因等

前号に続き、「統合した群で起きたできごと」の原因等について、

巣枠はやや小さめの巣房とやや大きめの巣房で構成されているが、小さめの巣房で働き蜂が育ち、大きめの巣房で雄蜂が育つ。

女王蜂は卵を産んだら、足で巣房の大きさを確認して小さめの巣房と感じたら貯蔵している精子をかけて有精卵とし、また大きめの巣房に卵を産み、大きめと感じたら精子をかけないで無精卵とする。

有精卵からは雌蜂である働き蜂が産まれ、無精卵からは雄蜂が産まれる。

今回起きたのは、小さめの巣房にも関わらず、産んだ卵に精子がかけられなかったため、無精卵となり雄蜂となる幼虫が育ったため、巣房が膨らんででこぼこの「でこ」になったものである。

つまり、女王蜂が貯蔵していた精子が枯渇したものと思われる。女王蜂は産まれて10日もすると数十匹の雄蜂と空中後尾を行い、一生の精子を貯蔵する。

しかし偶には、2回目の後尾飛行に出る女王蜂もいる様だが、当該女王蜂はそれができていないのであろう。今後に期待したい。

写真前右側が当該巣箱

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    うまくいくことを期待します。

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