蜜蜂ー蜜蜂の現状(その3)
前号に続き「蜜蜂の現状」について
次に「時差式ダニトラップの設置」について紹介したい。
「時差式ダニトラップ」については以前、何回かにわたって紹介したので、ここでは簡単に説明したい。
蜜蜂の天敵である「ミツバチヘギイタダニ」は、蜜蜂の生息と同調し、蜜蜂の「羽化」と共にダニも「羽化」し、成虫になった蜜蜂に取り憑いた状態で巣房から外に出る。
取り憑かれた若蜂は、巣箱内を縦横無尽に動き回るので、この時取り憑いたダニの一部が他の蜜蜂達に乗り移る。これで、巣箱内の蜜蜂達に蔓延する。
ダニは、女王蜂が巣房に卵を産むと、母ダニも巣房に侵入し、卵を産んで蜜蜂の生息と同調して育つ、女王蜂が産卵する限り、これを繰り返すのでダニの繁殖が止まらない。
何らかの対策を取らないといずれは群れは全滅する。その対策として、ダニ駆除剤が使われているが、ダニの抗体が強くなっており、効き目が鈍くなっている。
そこで、数年前から元玉川大学教授の干場氏の提唱された「時差式ダニトラップ」がダニ駆除に極めて有効であることが分かり、当方も昨年より実施している。
昨年より実施している「時差式ダニトラップ」がダニ駆除に極めて有効であることを実感しましたか?
昨年の時差式ダニトラップは、思惑通りに行かず、
どれほど効果があったかは良く分かりません。
ダニトラップと女王蜂の隔離、ダニ駆除剤と総合駆除
が推奨されており、その3点セットをやったので、
総合的な駆除効果が出たと思っています。
そうですか。
3点セットでダニ退治している養蜂家は多いですか?