養蜂ーまたも分蜂(その2)
前号に続き「またも分蜂」について紹介したい。
3日に内検に訪れたが、その少し前に『分蜂』が発生し、巣箱から30mほど離れた低木に集塊を作り、その日の内、写真の様に分蜂群の取り込みを行ったことを前号で紹介した。
取り込んだ巣箱は、写真の前方左側に設置し、砂糖水1Lの給餌と半完成品の巣枠を1枚追加して合計3枠の巣枠を入れた。
この分蜂群は写真の前方右側の巣箱から『分蜂』したが、分蜂群には旧女王蜂が居るため、元の巣箱が直ぐ横にあるにもかかわらず、蜂達は元の巣箱に戻ることはない。
分蜂群は巣箱に取り込まれて一晩もするとそこで落ち着いて、一つのコロニーとしての活動を始める。
分蜂群には給餌や必要な巣枠を入れてやり、活動を促進させると、1週間から10日もすると旧女王蜂は産卵を開始するが、そこで一群が構成される。 次号に続く。
旧女王蜂の産卵開始は、1週間から10日も間隔があくのは、どうしてでしょうか。
分蜂群にいる女王蜂は、分蜂前には産卵を停止します。
産卵中の女王蜂は卵巣が大きく発達しており、
飛行に不向きなので、産卵を停止してスリムになる様です。
一旦産卵を停止したら、再開までそれなりの準備が必要で時間がかかります。