蜜蜂ー2024養蜂産業振興会の講演会参加(その36)
前号に続き「2024養蜂産業振興会の講演会」について
「女王蜂の生涯と体の秘密ーどうして働き蜂とこんなに違うのか?ー」玉川大学名誉教授 佐々木正己氏
『女王蜂の産卵』前号に続き
女王蜂の産卵に当たっては、卵巣小官内で次々に作られる卵が中央輪卵管に降りてきたところで精子がかけられる。
精子は結構な数が受精嚢から放たれる様で、受精孔から卵内に侵入し、その内の1匹が受精にあずかる。
雄蜂を産む場合は、女王蜂は意識的に精子をかけないで産卵する(だから半数体と呼ばれる)とのこと。 次号に続く。
蜜蜂の巣枠は、中央部から外側に向かって広範囲が働き蜂の巣房で、上側と下側の一部の範囲が雄蜂の巣房となっている。
雄蜂の巣房が働き蜂の巣房よりやや大きくなっているが、これは雄蜂の成虫が働き蜂の成虫よりも体が大きいことによる。
女王蜂が両巣房に産卵する時は、巣房の大きさを足で感知し、大きいと感じるとそれは雄蜂の巣房であるから、卵に水精子をかけないで無精卵としている。一方、働き蜂の巣房はやや小さいと感じると卵に精子をかけて有精卵としている。
いよいよ産卵のクライマックスですね。
読んでいると、よくここまで観察できななあ、と思いました。
そのとおりですね。
大学の先生は、研究・観察は学生の力を借りて
いると思います。
学生はその研究で論文を書いているでしょう。