蜜蜂ー2024養蜂産業振興会の講演会参加(その31)
前号に続き「2024養蜂産業振興会の講演会」について
「女王蜂の生涯と体の秘密ーどうして働き蜂とこんなに違うのか?ー」玉川大学名誉教授 佐々木正己氏
『女王物質』前号に続き
働き蜂は産卵しても無精卵なので、その様なコロニーでは大量の小型の雄蜂が作られる。
こうした雄蜂は交尾飛行にも出るが、運良くDCA(ドローン・コングリゲーション・エリア)で処女女王蜂に巡り会える確率は限りなく低い。それでも自分達の遺伝子を後代に繋げようと僅かな可能性にかけるわけだ。
ニホンミツバチの働蜂産卵群では、雄が黒いばかりでなく、まず働き蜂が黒化する。これは体色が黒く変化するのではない。体、特に腹部に生えている白い毛が仲間に毟り取られて裸になり、地色の黒が目立つ様になるからだ。
これは卵巣が発達して「擬似女王化」し始めた働き蜂達が、競争相手の仲間の足を引っ張り合いをするためだ。
このことは、何とかして子孫を残そうとするのが「コロニーの意志」ではなく、それぞれの「個体の欲望」だということを示しているとのこと。 次号に続く。
女王蜂が居なくなると、一部の働き蜂は緊急事態として「擬似女王化」し、所謂「働蜂産卵」を行う様になる。
当方も、その様な小型の雄蜂が産まれたことを経験しているが、交尾飛行に出るとは知らなかった。それにしても、自然界におけるコロニーの存続に向けた努力は凄じいものがある。
女王蜂が居なくなると、一部の働き蜂は緊急事態として「擬似女王化」し、所謂「働蜂産卵」を行う様になるのは、集団で発生するのでしょうか?
何か、ふしぎな感じがします。
働蜂産卵はそんなに多くありません。
そうならないうちに、処理しなくてはなりません。
幾つか手がありますが、他の巣箱に全て入れて統合
するのがいいです。