蜜蜂ー2024養蜂産業振興会の講演会参加(その27)
前号に続き「2024養蜂産業振興会の講演会」について
「女王蜂の生涯と体の秘密ーどうして働き蜂とこんなに違うのか?ー」玉川大学名誉教授 佐々木正己氏
『女王蜂は頭が悪い?』前号に続いて
例えば、働き蜂ならようやく学習能力が付いてきた日齢で、女王蜂はいきなり交尾飛行に出てちゃんと戻ってこられる。これだけでも凄いことだ。
産卵期の女王蜂では、頭の中に「自分の巣内の3次元マップ」が構築されているらしい。巣箱内の真っ暗な中で何枚もの巣板を行き来し、中央の方から満遍なく産卵する。
加えて隣の巣板に移る時は何時もほぼ決まった場所を通って移動する。足跡フェロモンを使って自身で通路をマーキングしているとしても、これは見事だ。
実験的に初めての巣(ガラスの巣箱)の中に女王蜂を放つと、最初のうち、巣の真ん中辺を中心に何度も端まで歩いて行ってはまたセンターに戻ってくる。
この行動は、巣の全容掌握を試みている様に見えるとのこと。 次号に続く。
勝浦の高台から見た夕暮れ
欧米では、女王蜂のことを「産卵機械」と呼んでいる様だが、佐々木氏の記事を読むとかなり高度な行動を取っており、「女王蜂は頭が悪い?」は当てはまらないと思える。
そのとおり、同感です。
夕暮れの写真、いい風景ですね。
欧米の呼び方は失礼と思います。
空は雲があってなんぼですね。