蜜蜂ー2024養蜂産業振興会の講演会参加(その14)
前号に続き「2024養蜂産業振興会の講演会」について
「女王蜂の生涯と体の秘密ーどうして働き蜂とこんなに違うのか?ー」玉川大学名誉教授 佐々木正己氏
『羽化とライバル王台の破壊』
「王台」の中は外敵に対して安全なので、蛹の時期も頑丈な殻を身にまとっておく必要がなく、極めて薄い皮一枚である。これを出房の1日ほど前に脱ぎ捨てるのが「羽化」だ。
「王台」の下端部分には蛹になる前に吐いた繭が敷き詰めてあり、その頃までに最外層のワックスは働き蜂により剥ぎ取られている。
女王蜂は自らの大あごでこの繭蓋に対して切れ目を入れ、開いた穴から外へ這い出す。
出房した女王蜂はエネルギー補給のため、まず大量の蜜を自ら摂取する。働き蜂を威嚇する仕草を見せることも多い。
続いて「クインパイピング」で鳴いたり、ライバル女王蜂を殺すための行動を開始する。
勝浦の高台から見た日の出
女王蜂は「羽化」したら、まずエネルギー補給のため、大量の蜂蜜🍯を自ら摂取するとのこと、おそらくそれが自ら摂取する最初で最後と思われる。
女王蜂は働き蜂から「ローヤルゼリー」の給餌を受けると認識していたので、「羽化」直後に自ら蜂蜜を摂るとは知らなかった。
「クインパイピング」とは、何でしょうか。ライバル女王蜂を殺すための行動とは、どのような行動でしょうか。
今までに、この種の記載はありましたか?
羽化したばかりの女王蜂の鳴き声ですね。
次号に記載しています。
初めてのアップと思います。