蜜蜂ー越冬準備進む

12月に入るとスズメ蜂の襲来も極端に少なくなってきたが、蜜蜂も減勢期から越冬に入る時期になってきており、減勢期で随分と減少した。

蜜蜂の越冬に必要な数は、7000匹以上と言われているが、4箱ともそれ以上は生息しているので問題はない。これらの巣箱は1匹の女王蜂と僅かな雄蜂、そして大半が働き蜂で構成されている。

コロニーで最も重要な役目の働き蜂は、秋から産まれたものを「ウィンタービー」と呼ばれるが、寿命は6ヶ月と極端に長い。最盛期の働き蜂の寿命が僅か35日しかないのに比べるとかなりの長寿である。

この長寿は、寒くなってくると「女王蜂」の産卵が極端に減少する、すると働き蜂の育児も少なくなる。そこで、育児に必要な蜂蜜や花粉も少なくなるので、働き蜂の花蜜や花粉収集も少なくなる。

さらに述べると、外作業が少なくなったり、内作業の育児や蜂蜜生産も少なくなり労働環境が随分と緩和されることで寿命も伸びることになる。

巣箱内では巣枠の中央が蜜蜂で混み始めてきているが、もう少し寒くなってくると「蜂球」が形成される様になる。

この時期になると働き蜂はあまり動かずにエネルギー消費を最低限にして過ごしており、これで越冬を乗り切っている。

部原海岸の日の出

 

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