蜜蜂ー蜜蜂の脳と神経系(その2)
『体のしくみから見えてくる新たなミツバチの世界』から、「脳と神経系(その2)」として『優れた記憶力』について紹介したい。
『パブロフの犬』について、1890年代ロシアの心理学者イワン・パブロフは、餌に反応した犬の唾液分泌について研究。ベルを鳴らしてから餌を与えることを繰り返した結果、ベルを鳴らしただけで唾液を出すようになった。
この条件反射が蜜蜂でも存在することを、世界で初めて示したのは日本の桑原万寿太郎博士(1957年)、その後50年程経ってから世界の研究者達が蜜蜂に匂いや色を提示し、同時に砂糖水の報酬を与える方法で、記憶・学習のメカニズムを研究。
1回のトレーニングでは「短期記憶」で直ぐ忘れてしまうが、数回のトレーニングで「長期記憶」として保存され、1週間から生涯の記憶として残ることが分かったとのこと。
ウオーキング中に見かけたシロツメクサ(クローバー🍀)、蜜蜂が好む花の一つである。
ミツバチの記憶力については、そうだろうなと感じます。
花の位置を仲間に伝えたり、その情報に基づいて花の所に飛んだり、また巣に戻ったり、等等
何らかの記憶がないと、できない行動ですね。
その通りです。
働蜂は生まれて中間点頃から外に出る様になりますが、まず、
巣箱の周りを飛翔して景色と巣箱の位置を記憶し、その後、
採餌飛行に出かけます。
ネットのニュースで、「農林水産省の2019年の調べで(長野県を抜いて)、ミツバチの飼育数で沖縄県が日本一になった。」とありました。
天敵も少なく冬がないため一年中活発に花粉交配している記載されていました。
そのうち、千葉も冬が無くなりそうですね。