蜜蜂ー2024養蜂産業振興会の講演会(その16)

前号に続いて「2024養蜂産業振興会の講演会」について

「女王蜂の生涯と体の秘密ーどうして働き蜂とこんなに違うのか?ー」玉川大学名誉教授 佐々木正己氏

『クイーンパイピング』

女王蜂は出房時「ピーーピーピーピーッ」と「}笛の様な音で鳴くので、パイピングと呼ばれるのだが、このパイピングを発するのは女王蜂だけではない。

オオスズメ蜂の襲来を受けた時などに働き蜂も盛んにこれに似た音を発し、仲間の注意を喚起する。

女王蜂のパイピングは、普通は羽化したばかりの頃に限られ、2種類ある。一つは「ピーーピーピーピーッ」というトゥーティングで、「今自分は羽化したぞー」と誇示するかの様に巡回しながら何度も鳴く。

もう一つはこれに呼応する様に、「王台」の中で、まだ未出房の別の女王蜂が答えて鳴くクワッキングだ。「クワッ、クワッ、クワッ」と本当にアマガエルが泣いている様に聞こえるとのこと。                                 次号に続く。

部原海岸の日の出

当方は、女王蜂の「羽化」したばかりのタイミングに上手く遭遇していないのか、まだ2種類のクイーンパイピングを聞いたことがない。一度は聞いてみたいと思っている。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    女王蜂のパイピングは、羽化したばかりの頃に限られ、2種類ある。一つはトゥーティング、もう一つは「王台」の中で、まだ未出房の別の女王蜂が答えて鳴くクワッキング。鳴くことには意味がありそうですね。

    • nao_tenjp より:

      その通りですね。
      録音したものを聞いたことがありますが、
      実際の音を聞いてみたいです。

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