蜜蜂ー海外からの情報① (その2)
前号に続き「海外からの情報①」について紹介したい。
『アーモンド花粉媒介のための冷蔵施設内越冬がダニ対策として脚光を浴びつつある』
ワシントン州ヤキマバレーのベテラン養蜂家エリック・オルセン氏は「3年ほど続けて越冬率が酷く悪くて、ほとんど破産しそうだった。
アーモンドのポリネーション用に契約する蜂を秋からカルフォルニアに運び、借りた土地に巣箱を置いて冬を越す資金もなかった。
考えてみると、アイダホ州の友人は、向こうはよほど寒い土地だから、冬の間しばらく屋内に巣箱を移動していた。アイダホだから、ジャガイモ保管倉庫にと。
ワシントン州にジャガイモ倉庫はないけれど、リンゴの冷蔵倉庫ならたっぷりあるだろう」と。 次号に続く。
ワシントン州の養蜂家は、アーモンドの花粉交配用の蜜蜂が入った巣箱を冷蔵倉庫に保管することを思い立って実践する様だが、これがダニ対策に有効であることが分かる。
そもそも蜜蜂の越冬は、暖かい場所で行うことが慣習であったが、これを覆すことになる訳で、先人を切って実践する人は勇気がいるだろう。
冷蔵倉庫に保管することがダニ対策に有効と分かって、日本で、実行できるのでしょうか?
大きな冷蔵倉庫が必要になり、費用対効果から
言って日本では難しいと思います。