蜜蜂ー巣別れ「分蜂」をめぐるドラマ
4月後半から実際に起きた「分蜂」について多く紹介してきたが、『巣別れ「分蜂」をめぐるドラマ』についてしばらく述べていきたい。
「ミツバチの世界」坂上昭一著によると、
「分蜂」は天候に支配され、好天の時に限られる。
「分蜂」のトリガーは、まず一部の働蜂の『唸り駆け』により、働蜂達は唸りを立てて巣盤上を駆け回り、時々他の働蜂に接触して体を震わせる。
この反応は急速に全コロニーに広がり、多数の蜂の多くは数分以内に巣箱から飛び立つ。
女王蜂は、その先頭に立つ訳ではなく、むしろ騒ぎに巻き込まれて『心ならずも』出ていく感じとのこと。
既に産卵は中止状態で巨大な卵巣は収縮し、身軽になった女王蜂は、かつての後尾飛行の時依頼、久々に空中に浮かぶ。 次号に続く。
「分蜂」のトリガーとなる働蜂による『唸り駆け」については謎の様で『「分蜂」は謎に満ちた現象』と言われている。
分蜂が好天の時に限られる、これも面白いです。
ミツバチは、雨に弱いのでしょうか?
蜜蜂は太陽の紫外線が感知できる稀有な存在です。
雨又は雲が厚い曇天の時は巣箱から外に出ません。
紫外線が感知できないと方向が分からず、自分の
巣箱に戻ることができません。