蜜蜂ー将来の養蜂産業を支える人材の育成を目指して(その9)
前号に続き「将来の養蜂産業を支える人材の育成を目指して」公益社団法人 国際農林業協働協会 森女史
『モンゴルでの海外研修』前号に続き、
ダルハンオール県では、ダルハンオール県養蜂組合の養蜂家2軒の養蜂場を訪れました。
モンゴル北部では6月から8月が採蜜の最盛期で、5月中旬頃に咲く樹木の花や、6月頃から草原に咲き始める野草と並んで、花の少なくなる8月以降には農地の花が蜜源となります。
今回はどちらも広大な農地(ナタネとヒマワリの畑)に蜂群を置いており、初めてモンゴルの養蜂現場を目にした高校生からは、
蜂群の置き方から、給餌の方法、ダニ薬の使い方、採蜜の方法、越冬時の課題、養蜂家としてのやりがいは何か?といったことまで、多くの質問が飛び交いました。
個人的に印象深かったのは、どちらの養蜂家も農場主から頼まれて蜜蜂を置いている一方で、他の養蜂組合員の中には、畑に蜂群を置かせて貰えず最終的に行政が仲介に入るケースもあった、との話しでしたとのこと。 次号に続く。
検見川浜から見た東京湾
モンゴルにおける採蜜が6月から8月が最盛期とのこと、当方は房総で養蜂を行っているが、5月下旬から8月初旬が最盛期であり、ほとんど同時期である。
モンゴルは房総に比べれば緯度が高いので、夏が短く採蜜時期がもっと短期間と思っていた。ナタネやヒマワリ🌻の栽培地が多ければかなりの収穫量をあげていることであろう。
モンゴルでは、行政が養蜂の拡大を推進しているのでしょうか?
蜂蜜の輸出が伸びているということは、行政の後押し
があると思っていいでしょう。