蜜蜂ー働き蜂は五、七角形の育房を作って建築上の問題を解決する(その5)
4月25日に続き「働き蜂は五、七角形の育房を作って建築上の問題を解決する」神戸大学大学院人間発達環境学研究科 佐賀達矢氏
『巣作り上のズレ解消方法の発見』
我々は、ミツバチ属の5種(コミツバチ、クロコミツバチ、トウヨウミツバチ、オオミツバチ、セイヨウミツバチ)、クロスズメバチ属の4種(シダクロスズメバチ、キオビクロスズメバチ他)の巣を観察した。
ミツバチ属ではクロコミツバチ、コミツバチ、セイヨウミツバチの3種で、クロスズメバチ属では調べた全4種で、1枚の巣盤に小さい育房から大きい育房が混在していた。
そして、小さい育房から大きい育房に移行する部分(移行部)にズレが生じると予想され、その部分を詳細に観察したとのこと。 次号に続く。
小さい育房から大きい育房に移行する部分「移行部」でズレが生じることは幾何学的には理解できるが、ミツバチはそのズレを感知して如何に修正するかを持ち合わせている訳だが、その術を知りたいものである。
小さい育房から大きい育房に移行する部分とは、1枚の巣盤の中、どの部分にあるのでしょうか?、それとも、あちこちに点在しているのでしょうか?
セイヨウミツバチしか知りませんが、巣枠の
中央部は働き蜂用の小さな巣房で、上下左右の
端側が雄蜂用の大きな巣房になっています。