蜜蜂ー働き蜂は五、七角形の育房を作って建築上の問題を解決する(その4)
前号に続き「働き蜂は五、七角形の育房を作って建築上の問題を解決する」神戸大学大学院人間発達環境学研究科 佐賀達矢氏
『育房の構造と建築上の問題点』前号に続き
ミツバチ属では働き蜂と雄蜂、クロスズメバチ属では働き蜂と女王蜂の大きさの異なる育房が一枚の巣盤上に作られることもある。
一方、異なる大きさの正六角形の育房を一枚の巣盤に並べようとすると、規則正しく並べることができず、隙間ができる問題が生じる。 次号に続く。
佐賀氏は、大小の育房が2列に並ぶ模式図で、大きな育房と小さな育房とにはズレができ隙間ができることを解析されている。
この隙間を蜂達は如何に解決しているかを次号以降で紹介する。隙間をそのままにしていてもよさそうな気がするが、その隙間を工夫して埋めている。
大きな育房と小さな育房とにはズレができ隙間ができること、この話のポイントは、この点にありそうですね。
その通りです。
そのズレを蜜蜂達は工夫した埋めています。