蜜蜂ー今年最初の内検と思いきや(その2)
前号に続き「今年最初の内検と思いきや」
気温11℃の曇り空で風が冷たく、全体の内検は行うには条件が悪いので、必要最小限とした。
11℃でも晴天で無風であれば、蜜蜂達は外に出て花蜜や花粉収集を行うが、風が冷たい時にはまず外には出ず、巣箱内で色んな作業を行っている。
この日は、今年最初の内検と思ったが、「建勢給餌」を行うのみとし、蓋を開けておくのを短時間とした。
「建勢給餌」とは、わずかな砂糖水や花粉ダンゴを与え、そろそろ活動開始の時期にきたよと春の訪れを知らせることである。
蜜蜂は外気温が8℃になると外に出ると言われており、梅の開花とともに女王様は冬季産卵停止から再び産卵を開始し、働く蜂は外に出て花蜜や花粉を採取する。
したがって、人が春の訪れを知らせる「建勢給餌」を行う必要があるのかと思うが、やった方が活動が活発になり、蜜蜂の増勢が加速する様だ。
写真は、「建勢給餌」を終え、蓋を閉めたところ、わずかな働き蜂の出入りが見られた。まだ寒波が続くので、巣門は狭くして冷風の侵入を極力防いでいる。
「建勢給餌」という言葉は、みたことがありません。
養蜂の世界だけで使われる言葉でしょうか?
おそらくそうでしょう。
蜜蜂の世界でも給餌が一般的ですが、春の訪れを
促すための給餌を建勢給餌と言ってます。