蜜蜂ー「分蜂」をめぐるドラマ(その13)

前々号に続き『「分蜂」をめぐるドラマ』について紹介したい。

「ミツバチの世界」坂上昭一著によると、

「分蜂」をめぐる二つ目の顕著な事実は、離巣した蜂達の元巣に対する記憶喪失だ。試しに、集塊が形成された時点で、これを用意した巣箱に取り入れ、元巣の近くに置いてみる。

蜂達は熟知のはずの元巣には見向きもせず、新巣に定着する。新巣の母女王蜂を取り除いてしまえば、元巣に戻ってしまう。

従って、記憶を失ったのではないという見方もある。筆者も本当の意味での記憶喪失ではないと思う。

だが、前述の見解は十分な説得力に乏しい。それは女王蜂を失った働蜂は、とにかく何処かの巣に入り込む傾向があるからだとのこと。                 次号に続く。

 

今年の最初の「分蜂」で起きたこと、

集塊を巣箱に取り込む際、一部の蜂が地面に落ちた。しばらくはその場にとどまっていたが、それらの蜂達は元巣に戻るのが確認できた。

分蜂群は写真奥に設置したが、その巣箱には母女王蜂が居るにも関わらず、一部の取り残された蜂達はそこに入らず、右側の元巣を選んだ。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    巣箱には母女王蜂が居るが、一部の取り残された蜂達はそこに入らず、元巣を選んだ。
    この記載からは、記憶喪失、とは思えませんが、・・・

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