蜜蜂ー各種蜂産品(その3)の1

『大自然に学ぶわが蜜蜂人生』の本から、第11回目として蜂産品(その3)『知られざる「花粉」の生命力』について、2回にわたって紹介したい。

蜜蜂は、訪花したら花蜜だけではなく花粉も採取するが、必ずどちらかしか採取しない。蜜蜂は花粉を口で上手く練り、ダンゴ状に丸めて後肢にくっ付けて巣箱に持ち帰る。ダンゴは直径2mm、重さ10〜25mgで両後肢に1個づつバランス良く付ける。

『花粉』は、ミネラル類とビタミン類が多く含まれているので、生育の過程である幼虫時に餌として与えられる。働蜂の成虫は約100mgであるが、幼虫の時に約100mgの花粉を与えていると言われている。

蜂蜜の効能や働きの主要な部分は、蜂蜜の中に含まれる花粉がもたらしており、ローヤルゼリーの成分も花粉の成分と良く似ており、花粉がそのままローヤルゼリーに転化したことを暗示しているとのこと。

稲垣海岸の花の美術館側の「花時計」。

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4件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    こんにちは。
    花粉を運んで戻ったハチは、見て分かりますか?
    花に着いたハチは、花粉にするか、ミツにするか、その場で決めるのか、予め決めているのか、どちらでしょうか?

    • あいだ より:

      こんにちは
      私も同じ疑問です
      巣を出る時点で、花粉にするか蜜にするか決まっているのでしょうか?
      もしくは、花粉専門と蜜専門に担当が分かれていたりするのでしょうか?

      • nao_tenjp より:

        花々の状態を調査に行った蜂は、帰巣したら、中にいる蜂達に収穫ダンスをして情報伝達しますが、情報内容は全て解明されていないと認識しています。
        推測ですが、その情報に花蜜も花粉の状況も含まれているとすれば、出掛けにはどちらかにするか決めていると思います。

    • nao_tenjp より:

      巣箱に帰ってきた蜂を見ていると良く分かります。今度写真を撮ります。
      花粉か花蜜を決めるのは、巣内の収穫ダンスの情報伝達によって決めてると思います。

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