蜜蜂ー令和7年養蜂産業振興会講演会(その9)
8日に続き「令和7年養蜂産業振興会講演会」
『ミツバチのすごい脳力とそれが発達した理由』玉川大学名誉教授 佐々木正己氏
ヒトの脳細胞では更新は限られており、一部が損傷すると大きなダメージとなる。
しかし、新陳代謝の様に常に固体が更新されるミツバチ・コロニーの「集合脳」では、たとえ半数の個体が失われたとしても、決定的にシステム・ダウンすることはない。
ミツバチの場合、個々の固体の脳で容量的に十分とは言えない部分を補完する機能として、様々な状況下で複数の個体の脳がモード設定を共有したり、ネットワークを作って応答しあったりすることにより、コロニーレベルでの対応力を向上させている。
蜜蜂は一つにまとまった「脳」はないが、多数の働き蜂の脳が連携することにより、コロニー全体が一つの脳で動いているかの様に機能するといってもよいとのこと。 次号に続く。
ヒトの脳細胞は一部が損傷すると大きなダメージとなるが、ミツバチ・コロニーの「集合脳」ではたとえ半数の個体が失われたとしても決定的なシステムダウンとは至らないとのこと。
確かにミツバチ・コロニーでは、半数の蜜蜂を失ったとしても、女王蜂、働き蜂、雄蜂が存在すればコロニーの維持は可能である。
ミツバチコロニーを「集合脳」と呼んでいます。
いい名前を付けたと思います。
海外でも、同じように表現していますか?