蜜蜂ー昨年の養蜂を振り返って(その66)
『昨年の養蜂を振り返って』前号に続き、
⑧ 2024年8月初旬〜9月初旬: 女王蜂の夏季隔離
4群全ての女王蜂を「隔王カゴ」に入れて約3週間の隔離を行った。この間にはダニ駆除剤を投入し、ダニ駆除も行った。
既に「女王蜂の冬季隔離」をアップしたが、夏季の女王蜂隔離も目的は冬季と基本的には同じである。
夏季の女王蜂隔離では冬季隔離に一つ付け加えると、女王蜂は3月から7月にかけて毎日2000個ほどの卵を産み続けており、3週間隔離することで強制的に産卵が停止されるので、夏疲れを防ぐことにある。
また、働き蜂もその間、育児作業から解放されるので同じく夏疲れを防ぐ効果がある。
写真は、夏季の女王蜂の隔離状態であり、中央の縦長の格子状の物が「隔王カゴ」で中に女王蜂が入っている。
「隔王カゴ」内には働き蜂が20〜30匹ほど出入りしており、女王蜂の餌となる「ローヤルゼリー」を口移しで与えている。女王蜂は働き蜂の若蜂にしか出せない「ローヤルゼリー」を主食としているが、自分では摂ることができない。
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