蜜蜂ーミツバチのユニークな性を決める仕組み(その9)
前号に続き「ミツバチのユニークな性を決める仕組み」国立研究開発法人 峰特別研究員
『ミツバチの性決定様式』前号に続き、
そして2006年、ミツバチの「相補的性決定機構」の遺伝子であるCSD(Complemntary Sex Determier)がドイツのBeyeらによって発見され、CSDはミツバチの「性決定遺伝子」であることが明らかになりました。
このCSD遺伝子には超可変領域(Hypervariable region)と呼ばれる領域が存在し、この領域の違いが「性決定遺伝子」のバリエーションを生み出していることが明らかとなりました。
では、ミツバチが通常に交配した場合と近親交配を行った場合、受精卵から生まれる子孫が持つ「性決定遺伝子」はどの様になるか詳しく見てみましょうとのこと。 次号に続く。
花の美術館前の庭園
ミツバチの遺伝子CSDタンパク質のアミノ酸配列を調査したところ、アミノ酸配列が完全に一致する領域と一部の領域には超可変領域が存在することが判明したとのこと。
これが性決定遺伝子のバリエーションを生じ、受精卵から生まれるのはメスだけではなくオスも生まれるのか?
2種類の性決定遺伝子とCSDとの関係がわかりません。
性決定遺伝子はアミノ酸配列の違いで4種類
ある様です。