蜜蜂ー2024養蜂産業振興会の講演会参加(その7)
1日に続き「2024養蜂産業振興会の講演会」について
「女王蜂の生涯と体の秘密ーどうして働き蜂とこんなに違うのか?ー」玉川大学名誉教授 佐々木正己氏
『ローヤルゼリーの栄養価を示す消化率とG/C効率』
もう50年以上前の私(玉川大学名誉教授 佐々木正己)の卒業論文のデータによると、「ローヤルゼリー」は餌としての消化効率90%以上、G/C効率(摂食した量に対して成長に回った量)は70%程度と極めて高い。
これは少々乱暴に言えば、我々が1kgの肉を食べると700g分が血となり肉となってしまうことを意味する。
女王蜂となる幼虫は、幼虫期を通じて全部でどれくらいの「ローヤルゼリー」を食べるかと言うと、同じく室内人工飼育での私のデータでは362mg、これで育った体重増加分が323mg、そして女王蜂として成虫に羽化した時が207mgであったとのこと。 次号に続く。
検見川浜からの富士山
玉川大学名誉教授の佐々木正己氏が50年以上前の学生時代👨🎓の卒業研究で、女王蜂の人口飼育を試み、羽化に成功したことをデータ紹介でなされているが、当時としての人口飼育の難易度は分からないが、それなりに難しさとデータ収集に苦労されたのではないかと思われる。
佐々木正己氏は、卒論でミツバチに取り組み、その後、50年以上その研究を続けている。
同じテーマに取り組む姿勢、努力、根気、大したもんだと思います。一生続けるテーマをよくも見つけたとも、思います。
佐々木先生は、玉川大学で蜜蜂の研究一筋。
干場先生は、玉川大学卒業後、高校の先生を
しながら、蜜蜂飼育を行い飼育技術の研究を
続け、玉川大学の教授を務めました。
2人とも同世代で、タッグを組んで講演活動を
続けられています。
いい先生に巡り会えました。