蜜蜂ーミツバチヘギイタダニについて(その17)
前号に続き「ミツバチヘギイタダニ」について紹介したい。
元玉川大学農学部干場教授の論文「時差式ダニトラップによる駆除」によると、
『時差式ダニトラップと全面雄蜂児トラップ』
養蜂家には全面雄蜂児によるダニトラップを用いている方も多いと思われので、これに関しても考察したい。
空の巣枠を巣箱に挿入すると、春の最盛期なら蜂群によっては巣全面に無駄巣を作りあげることもある。
そのような場合には『ダニトラップ』としての実用期間は僅か2〜3日となってしまう。
一方、ある程度の日数をかけて空巣枠の全面に雄の巣房を盛り上げる場合は、『ダニトラップ』としての効果がより長く期待できる。
『全面雄蜂児トラップ』による方法は、空巣枠の盛り付けをどの程度の時間をかけてやるかがポイントになるが、『時差式ダニトラップ』のようにはいかないものの、一定の効果は期待できるとのこと。 次号に続く。
当方は、以前から雄蜂の巣房の表面をカットして雄蜂の蜂児を取出していたが、これでは、巣房が残るため巣壁にダニの幼虫が残される様だ。
巣房毎カットする必要があることをこの論文で知った。
色々なダニ対策があるんですね。
養蜂家の皆さんがダニ対策に苦労されていることが、うかがい知れます。
よくやっているなあ、と感心します。
そのうちにアメリカでやっている対策も紹介していきます。