養蜂ー蜜蜂の思わぬ出来事の続き
前号で「蜜蜂の思わぬ出来事」についてアップしたが、その続きについて紹介したい。
4月後半頃になると、蜜蜂達の増勢も進み、分蜂の兆しとしての女王蜂の巣である王台を作り始める。
写真の巣枠の下の方に三角錐状の突起が見えるが、それが王台である。
この王台には、女王蜂の卵が成長しており、このままにしておくとやがて新女王蜂が誕生する。一群には2匹の女王蜂の存在は必要とされない。
そこで、内検の度に1個でも見過ごすと新女王蜂が誕生する直前に約半数の蜂達と旧女王蜂は巣箱を離れ、新たな住居を探して分蜂することになる。
分蜂した巣箱では、4月30日の内検で初めて王台を確認し、その後5月30日まで王台が確認された。内検の度に王台を除去したが、おそらく5月下旬頃に王台を一個見過ごし、その際に分蜂が起きたのであろう。
6月4日の内検まで分蜂に気付かず、その間、分蜂群は直近の空巣箱に新住居を構え、何事もなかった様に新たな生活を始めていた。そのことは前号で紹介した通りである。
こまめに、よく観察しないと、分蜂が起こるんですね。
それにしても今回は、ラッキーでした。
その通りです。
この時期は、1週間に1度の内検では足りなく、
4置きぐらいが必要なのかも知れません。
4日置きです。