養蜂ーついに分蜂(その4)
3日に続き「ついに分蜂」について紹介したい。
4月28日に最初の「分蜂」が発生し、その分蜂群を29日に別の巣箱に取り込んだことは紹介した。その後、分蜂群は落ち着いて一コロニーとしての活動を開始した。
また、分蜂本巣では新女王蜂の誕生は確認できず、女王蜂不在のままで働蜂達はそれなりの仕事をこなしている。
5日の内検において、写真右側の分蜂本巣では新女王蜂は確認できず、そして、写真左側の分蜂群では、まだ旧女王蜂の産卵再開には至ってなかった。
そこで、分蜂群を全て分蜂本巣へ移すこととした。つまり、分蜂前の状態に戻すことである。
分蜂本巣にいる蜂達は、元々の母女王蜂と仲間であった働蜂を迎える訳であるが、分蜂から7日経っているので果たしてすんなりと受け入れるだろうか?
問題ないと思われたが、念のため、まず本巣の蜂達にアルコールの噴霧を行い、更に分蜂群にもアルコールの噴霧を行ってから統合することにした。
個々の巣箱に居る女王蜂は固有のフェロモンを放ち、働蜂はそのフェロモンで自己の母女王蜂と判断する。別々の巣箱の蜂達を統合する時には、個々のフェロモンを一時的に消す目的でアルコールや香水の噴霧が有効である。
明日、内検をして上手く統合でき、お互いの蜂達が馴染んで分蜂前の状態に戻っているか確認する予定である。 次号に続く。
分蜂前の状態に戻す判断をしましたか。
このようなところに、経験を感じます。
うまくいくといいですね。
まだ思う様にはいきませんが、対処の
バリエーションが増えてきました。