蜜蜂ー2024養蜂産業振興会の講演参加(その25)
前号に続き「2024養蜂産業振興会の講演会参加」について
「女王蜂の生涯と体の秘密ーどうして働き蜂とはこんなに違うのか?ー」玉川大学名誉教授 佐々木正己氏
『分蜂時の女王蜂の行動』前号に続き
「分蜂」時、試みに蜂達が巣箱の巣門から滝の様に出ていく途中で巣門を閉じてみると、女王蜂はたいていまだ巣箱の中に居る。この場合は、所謂「出戻り分蜂」が起きる。
これは、先に出て行った働き蜂が外で「蜂球」を作っているのに女王蜂が付いてこなかった場合に、仕方なく元の巣箱に戻る現象を言う。
新しい営巣先では、女王蜂は活発に卵を産むが、産まれてから2年目そして3年目となれば、さすがに産卵力は衰えてくるので、養蜂家は毎年女王蜂を更新する方が無難だとのこと。 次号に続く。
「分蜂」は、働き蜂によって率先して行われ、女王蜂は後から付いていくとのこと。今まで居住した巣箱が恋しいのであろうか?これからの新居での生活が不安なのであろうか?知る由もないが。
当方は、女王蜂を3年飼育したことがあるが、2年目の産卵は1年目とさほど変わりはなかったものの、3年目は明らかに減少したので途中で新女王蜂に交換したことがある。
以降、2年目を迎える女王蜂は稀で、できるだけ1年で交換している。
出戻り分蜂という現象は、実際にも起こるのでしょうか?
起きています。
昨年の分峰時に、同様な現象が生じました。