蜜蜂ー2024養蜂産業振興会の講演会参加(その19)
前号続き「2024養蜂産業振興会の講演会」について
「女王蜂の生涯と体の秘密ーどうして働き蜂とこんなに違うのか?ー」玉川大学名誉教授 佐々木正己氏
『ライバル女王蜂との決闘』前号に続いて
私達の実験によると、最終的な判断の拠り所としているのは、体表に生えている女王蜂特有の毛の存在であった。
女王蜂は、触覚を使ってこの毛を「読んで」いたのである。この毛を剃ってしまうともう刺されることはないし、逆にこの毛さえあれば、切り離された動かない腹部に対しても刺針行動が起こった。
女王蜂は、この毛を触覚で「読んで」いることは、触覚をマスキング剤でコーティングしてしまうと刺さなくなり、これを剥がすとすぐにまた刺す様になることから分かった。
女王蜂がライバルの「王台」を壊したり、決闘を行うのは、通常、旧女王蜂が「分蜂」で巣箱を出ていった後である。
分蜂後、残った蜂が多い時はライバルを見つけ難く、その様な場合は、多くは第2、第3の分蜂が続くことになるとのこと。 次号に続く。
とあるマンションの雛飾り
講演の途中で佐々木氏から、女王蜂に自分の体を刺させてみたところ、働き蜂とは違って痛くも痒みもなかったとことが紹介された。
女王蜂の毒針は、ライバルの女王蜂を刺し殺す時にのみ使われる様だ。
分蜂が、二度三度続くことがあるんですか?
以前、当方も一群で3回の分蜂を経験しました。