蜜蜂ー蜜蜂統合後
前号では、女王蜂が消失した群を女王蜂が居る群に統合したことについて述べた。
受け入れる群は下側の巣箱で、約1万匹の働き蜂、わずかな雄蜂と1匹の女王蜂が生活を営んでいる。11月30日にその上側に継箱を載せ、女王蜂が居ないが同等の規模の働き蜂と雄蜂が取り付いた巣枠を9枚入れた。
上下の蜂達にはアルコールの噴霧を行い女王蜂のフェロモンを短時間であるが弱めることと、巣箱の上下の間には新聞紙を挟み、上下の蜂たちがいきなり遭遇しない様にし、新聞紙の所々に小さな穴を開けて蜜蜂が上下に行き来できる様にした。
いつも統合を行う場合には、この様にして働き蜂同士の争いを極減することにしている。
ところが、統合した直後に10数匹の死んだ働き蜂が巣箱の入口に運び出されていた。今までに統合を行っている程度と思い、その場を離れた。
翌朝、巣箱の点検に訪れたところ、驚いたことに入口とその下側に大量の働き蜂の死骸が積み上げられていた。それを処分したが、スコップ一杯の死骸であった。
統合で、これほどの死骸が出たことは初めてで、おそらく入れた側の群が気性の荒い働き蜂で、受け入れ側の働き蜂がやられたのであろう。
2日に地主さんに状態を見て貰ったら、蜜蜂の死骸は見られないとのこと、一安心できた。
統合したその直後から翌朝までの争いであったと思われ、その後は落ち着いたのであろう、女王蜂に被害が出ていなければ幸いである。
写真の左奥が統合した巣箱であるが、入口と下側にあった大量の働き蜂の死骸を片付けたところ、その後は死骸はなかった様。
このような予期せぬことが起こるんですね。
その後は、順調のようで一安心しました。