蜜蜂ー蜜蜂の現状(その2)

前号では、女王蜂不在の群を別の群に統合させたことを述べたが、その後について紹介したい。

11月27日に統合した群を内検したところ、巣箱前に数十匹の働蜂の死骸があったものの、巣箱内は何時もどおり整然としており、元巣箱の女王蜂も問題なく統合は上手くいったことが確認できた。

統合するに当たっては、女王蜂不在の蜂達にアルコールを噴霧して旧女王蜂のフェロモンを消すとと共に、受け入れる側の蜂達にもアルコール噴霧を行って、その群の女王蜂のフェロモンをできるだけ少なくする。

そして、受け入れる群は、下側の巣箱とし、女王蜂不在の群は上の巣箱に入れるが、上と下との巣箱の間には所々小穴を空けた新聞紙を一枚敷く。

これで、両群の働蜂がいきなり出会うことを避けて、できるだけ争いが起きない様になる。

統合後、巣箱前には働蜂の数十匹の死骸があったので争った後であるが、最低限の被害で済んだ様だ。中には統合前の準備が不十分だと上手く統合できず、女王蜂が殺される場合もある様で、それでは元も子もない。

写真は大分前であるが、右側の巣箱が女王蜂不在で、左側奥の巣箱に統合させた。

 

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    ・アルコール噴霧を行って、女王蜂のフェロモンをできるだけ少なくする。
    ・上と下との巣箱の間に、小穴を空けた新聞紙を一枚敷く。
    この話も、おもしろいと思いました。

    • nao_tenjp より:

      燻煙器による煙の噴霧だけ行っている人も
      いる様で、また、
      香水を噴霧する人もいると聞いたことあります。

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