蜜蜂ー巣枠の構造(その7)
前号に続き「巣枠の構造」について、「ミツバチの科学」坂上昭一著から紹介したい。
『自家製のロウ』
蜜蜂は、1kgのロウを作るのに2.5kgの蜂蜜を使うとの報告があるとのこと。
天候と開花条件に恵まれると、1巣箱で満杯の蜜蜂は1日で全ての働蜂の総重量以上の花蜜を集める。この条件が1週間から10日も続けば数kg以上の花蜜が貯まることになる。
ロウと蜂蜜の間には、需要と供給の関係があり、巣室である貯蔵庫が蜜で一杯で手狭になれば、蜜蜂は体内に蜜を貯めておかざるを得なくなる。多くの個体でこの状態が続くと、その一部はロウに転換され、貯蔵庫新設に向かう。
人類が出現する遥か以前に、蜜蜂達は昆虫仲間での『産業革命』に成功した。ただし、その後の経過は、数千万年という彼らの長い歴史で割るとゼロに近い低成長であるとのこと。
次号に続く
蜜蜂達の進化はゼロ成長に近いとのこと、彼らは『進歩よりも安定』を選んで今日に至っているということか。
蜜蜂達は昆虫仲間での産業革命に成功、ですか。
この内容が想像できません。
具体的には、どのようなことでしょうか?
数千年万年前に蜜蜂の子孫が出現したのですが、
現在の蜜蜂に近い生態にまで進化した過程は一口には言えません。
そのうちにアップしてみたいと思いますが、昆虫学は難しいです。