蜜蜂ー働き蜂の作業(その2)
前号では、働き蜂の日齢に応じた作業がどのようなものがあるか、坂上昭一著「ミツバチの世界」から紹介した。
同著から更に働き蜂の作業の流れを紹介したい。
各種の作業の頻度が日齢につれて少しずつ変化し、この作業順序は同時に、巣の中心部である「育児圏」から次第に周辺へと作業場が移っていくのが観察されている。
働き蜂は、羽化後1週間から10日ほどで巣箱外に飛び出すが、まだ餌集めはせず、「練習飛行」を行い、巣箱の周りの地形を次第に覚えていく。
同時に巣室掃除や子育てに加わって、採餌蜂が集めてきた「花粉」の押し硬め、「花蜜」の受け取りなど周辺部での作業が増えてくる。
最後にいよいよ外作業の時がくるが、その前に内と外との境界である「巣門」での門番作業が始まる。 次号に続く。
11月19日、軽井沢ハレニレテラス内の紅葉🍁

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