蜜蜂ーミツバチヘギイタダニについて(その15)

前号に続き「ミツバチヘギイタダニ」について紹介したい。

元玉川大学農学部干場教授の論文「ダニトラップによる駆除法」によると、

『総合防除によるダニ対策』7月から9月は最も注意が必要と

「ダニ」の総合防除について、

①  8月初旬に女王蜂を『王籠』に入れて隔離することで、3週間程度産卵を停止させる。これは、ダニ繁殖となる蜂児を一旦なくすためである。

②  残っている雄蜂児による『ダニトラップ』は、有蓋蜂児になった時点で切り捨てる。他に雄蜂児がある場合も有蓋になった時点で切り捨てる。

③  3週間後には有蓋蜂児も全てなくなり、女王蜂を『王籠』から解放するタイミングになるが、この無蜂児状態で『ダニ駆除剤』を短期間使用することは、大変効果的な防除となる。

このように、『ダニトラップ』『女王蜂の隔離』『ダニ駆除剤』の三点を行うことが、『ダニの総合防除』となる。                         次号に続く。

当方も4群中3群については、上記3点セット『ダニの総合防除』を行ったが、今のところ『ダニ』の繁殖は見られないので、防除効果が出ていると思われる。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    『ダニトラップ』、『女王蜂の隔離』、『ダニ駆除剤』の三点セットでダニの総合防除、よくわかりました。
    私には、とうていできそうにないこと、の連続、ご苦労様です。

    • nao_tenjp より:

      昨年までは、ダニ駆除剤だけでした。
      今年は三点セットを行ったので、ダニ駆除は
      成功していると思われます。

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