蜜蜂ーミツバチヘギイタダニについて(その13)

前号に続き「女王蜂の隔離」について紹介したい。

前号で紹介した女王蜂の隔離に使った『王籠』は長さが20cmほどあるが、他の2箱に使った『王籠』は長さが10cmもないので、中に3週間入れられた女王蜂は窮屈な思いをしたことであろう。

写真の右下に見えるのが、小さい方の『王籠』である。この『王籠』は竹ひごで格子状に作られていて、女王蜂の大きさでは出入りできないが、働蜂は自由に出入りできる微妙な隙間で作られている。

次の写真の空いている部分に上の写真の巣枠を入れていた。

女王蜂は、自分で餌を摂ることができないので、働蜂🐝が『王籠』の中に入って餌である「ローヤルゼリー」を与えている。

このローヤルゼリーは、若い働蜂しか出せないので、女王蜂の回りには常に若い働蜂が取り囲んでいる。                               次号に続く。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    女王蜂の回りには、常に若い働蜂が取り囲んでいる、
    面白い話です。
    アリも同じようです。
    外でウロウロしているのは、老いたアリ、と書いてありました。

    • nao_tenjp より:

      蜜蜂は、孵化して半分くらいの期間は内勤、残り半分は
      外勤です。
      巣箱の外に居る蜂や訪花🌼する蜂はベテランの蜂達です。

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