蜜蜂ーミツバチヘギイタダニ(その3)
前号に続き「ミツバチヘギイタダニ」について紹介したい。
元玉川大学農学部干場教授の論文「時差式ダニトラップによる駆除法」によると、
①時差式ダニトラップ(雄蜂児誘引法)、②女王蜂隔離法(隔王カゴによる産卵停止)については、世界中で行われていて、目新しいものではない。
「自分もやっている」例もたくさんあると思われるが、これから述べる筆者の提案が総合防除の一助になれば幸いである。
アメリカを中心に蜜蜂のダニ抵抗品種に関する研究が盛んになされていて、高く評価できるが、抵抗品種を購入したとしても、
処女女王蜂の一回の交尾飛行で相当数の雄蜂と後尾がなされることを考慮すると、大規模地域で取り組む必要があろう。
従来女王蜂は「20匹前後の雄蜂と交尾する」と言われてきたが、実際には想定を超える(30〜数十匹)の雄蜂との後尾が行われているとの論文が公表されている。
ここでは、移動養蜂が主体になっている日本の養蜂事情に馴染む、より現実的なダニ駆除法を紹介したいとのこと。 次号に続く。
写真の中央の白い粉は先日内検した後、給餌として腸活用の活性剤を乗せたところ。
干場元教授によるダニ駆除法の提案を当方も今年初めて実践している最中であり、そのことについてもおいおい紹介していきたい。
このダニは、ミツバチのところだけに、集まるのでしょうか。
他の場所にいても、見つけることがむずかしいですな。
このシリーズは長いので、だんだんと理解が
出来ると思います。