蜜蜂ーミツバチサミット2023(その2)
23日に続き「ミツバチサミット」について、
講演「ミツバチのナビゲーション:方向を空から知るしくみ」神戸大学理学研究科生物学専攻佐倉 緑准教授
『偏光コンパス』
太陽を利用して方向を検出する『太陽コンパス』という言葉を聞いたことがある方も多いと思う。
ミツバチも太陽コンパスを使っているが、空が曇っていたり、木や建物で太陽が隠れていたりしたら、どうなるか?すると方向が分からなくなってしまう。
しかしそんな時でも、空の「偏光パターン」が見えていれば、迷うことなく巣に戻ってくることができる。
ミツバチが『偏光』を使って方向を検出していることは、かなり古くから知られていた。8の字ダンスを踊っている働蜂に偏光を与えると、その方向にしたがってダンスの方向が変わる。
また、波の方向に偏りがない「非偏光」を与えると、方向が分からなくなってしまい、ダンスの方向がバラバラになってしまう。
つまり、働蜂は自分が踊るダンスの方向を、その時の空の偏光を見ながら調整しているとのこと。 次号に続く。
検見川浜から見た富士山
蜜蜂🐝は、晴天の日はもちろん薄曇りでも「偏光」が感知できれば、蜜源の餌場に向かい花蜜の採集を行う。小雨の時でも巣箱の近辺の柿の花🌼に、蜜蜂が訪れているのを見たと言う話を聞いたことがあるが、柿の花は花びらが下向きに咲いているので、蜜蜂は雨に濡れずに採集ができるとうだ
偏光レンズを回すと、色(特に青)がはっきりし、また光の反射が消えるときがあります。
色や形がはっきりする効果が、偏光にはあるように思います。
ミツバチは、偏光を探し出す機能をもっているのでしょうか?
偏光を感じる眼と解析する脳を持っている様です。